VI
カップの6
小アルカナ · カップ

タロットカード「カップの6」の意味

カップの6の意味。正位置は懐かしさ、やさしさ、無邪気さ、幸せな思い出。逆位置は過去に生きること、昔の美化、古い役割へのしがみつきを示します。

懐かしさ · 無垢 · やさしさ · 子ども時代の記憶

エレメント
水
占星術
太陽 · 蠍座
数
6 — 調和、責任、美
キーワード
懐かしさ · 無垢 · やさしさ · 子ども時代の記憶

関連する占星術の解説: 太陽 · 蠍座

正位置

「カップの6」正位置の意味

守られた中庭で、ひとりの子どもがもうひとりに花を挿したカップを手渡しています。いまは思い出や旧友、ささやかな親切が意味を持つかもしれません。過去から温もりを汲み取り、それで現在をやわらげましょう。気前のよい、飾らないしぐさが、思っている以上に大きな意味を持つことがあります。

逆位置

「カップの6」逆位置の意味

振り返ることが、前に進まないための方法になっているのかもしれません。昔を美化すること、古いパターンにしがみつくこと、子ども時代の役割にとどまり続けることが、可能性を狭めることがあります。よかったものは大切にしつつ、その甘やかさをいまの暮らしにどう取り入れられるかを考えてみましょう。

カップの6のシンボル

カップの6の舞台は古い町の中庭、ウェイトの言う「古い庭」です。頭巾と手袋のせいで年上に見える子どもが、白い星形の花を満たした杯を小さな女の子に差し出しています。杯は全部で六つあり、どれにも花が生けられています。ひとつは男の子の手に、残りは二人の子どもの周りに置かれています。背景では槍を持った衛兵が立ち去っていきます。見張りさえその場を離れられるほど、ここが安全な場所であることを示しているのです。花は無邪気さと惜しみなく与えられる愛を、古い石造りの建物は過去と、自分の根への忠実さを表しています。杯に水ではなく花が入っていることは、流れ去るのではなく花開く感情を思わせます。黄金の夜明け団はこのカードを「喜びの主」と呼びます。

カップの6の正位置の意味

カップの6は、過去との甘やかな絆について語ります。子ども時代の思い出、昔の友人との再会、故郷を訪ねること、何年もしていなかったことを再発見すること。どれもこのカードの範囲です。損得抜きの贈り物や、子どものような素直さで人に接することなど、惜しみなく与えられるやさしさも示しています。ここで感じられるのは高揚感というより安心感です。なじみのある場所にいて、守られていると感じられるのです。カップの5の悲しみのあとに来るこのカードは、癒やしが大きな出来事よりも、小さくなじみのあるものを通じて訪れることが多いと思い出させます。懐かしい歌、料理の香り、友人の声。内なる子どもの遊び心のために場所をつくることも、このカードの誘いの一部です。

カップの6の逆位置の意味

逆位置では、過去が避難所から牢獄へと変わることがあります。「昔はすべてがよかった」と思うあまり今を見逃している、過去の関係を美化している、子ども時代の傷が今日の決断を左右している、といったことが考えられます。家族の中で「末っ子」や「いい子」の役割にとどまり続けていると、大人の声で話すのが難しくなることもあります。前向きに読めば、逆位置は、過去にとらわれるのをやめて前を向く準備ができたことを示す場合もあります。古い家を出ることかもしれませんし、家族からより自立して決断するようになることかもしれません。

カップの6の恋愛・人間関係

恋愛では、このカードはしばしば過去の誰かを呼び起こします。元恋人、幼なじみ、ずっと前に知り合った人です。そうした再会は甘い懐かしさをかき立てるかもしれません。ただ、それが今の自分にとって意味のあることなのか、それとも思い出が恋しいだけなのかは問いかけてみる価値があります。復縁を考えているときも同じです。続いている関係では、共通の思い出に立ち返る、初めて出会った場所を訪ねる、遊び心のある親しさを育むことが絆をやわらかくしてくれます。新しい関係では、安心できる、やさしく飾らない始まりを表します。

カップの6の仕事・お金

仕事では、昔の仕事仲間が戻ってくる、以前の勤め先から声がかかる、何年もかけて磨いてきた技術が急に役立つ、といったテーマが前に出てくるかもしれません。子ども、教育、郷土史、手仕事に関わる仕事で追い風となるカードです。お金の面では、気前のよさと助け合いが強調されます。家族から受ける、あるいは家族に与える支援が関わってくることもあるでしょう。古い借りを返す、忘れていた貸しが戻ってくる、といったこともこのカードで読み取れます。

カップの6の占星術と元素

カップの6は蠍座の第2デカン(蠍座10°〜20°)と太陽に対応しています。太陽は意識的な自己、生命力、自己表現を表します。蠍座の深い水の中で、その光は潜在意識、ルーツ、隠れた記憶を照らします。こうしてこのカードは過去を照らし出し、そこに新しい命を吹き込むのです。『Tの書』はこれを、着実な増加、利益、喜びの始まりと説明しつつ、それがあくまで始まりにすぎないことを強調しています。太陽は毎年およそ11月2日から11月11日ごろにこの区間を通過します。出生図で太陽が蠍座にある人や、4ハウスと8ハウスが強く強調されている人には、より身近に響くかもしれません。

カップの6からのアドバイス

  • 今週、心によかった子ども時代の習慣を、小さな形でもう一度やってみましょう。
  • 過去の誰かに連絡をとるなら、今のその人を知ることに心を開いておきましょう。
  • 思い出を美化する前に、その時期の大変だったことも思い出してみましょう。
  • 見返りを求めず、ただ喜んでもらうために、誰かに小さな親切をしてみましょう。

更新日:2026年10月27日

タロットカード「カップの6」についてよくある質問

カップの6の意味は?

正位置のカップの6は、やさしい思い出と素朴な親切をもたらします。子ども時代の場所、昔の友人、なじみのある人が人生に戻ってくるかもしれません。惜しみなく与えることと遊び心を勧め、かつて愛した飾らない楽しみがどれほど心を慰めてくれるかを思い出させます。

カップの6の逆位置の意味は?

逆位置のカップの6は、振り返ってばかりいることが前に進むのを妨げていると警告します。昔を美化したり、子ども時代の役割にとどまったりすることが、自分を縛っているのかもしれません。よかったことに敬意を払い、そのやさしさを今の人生に持ち込みましょう。

カップの6は恋愛でどんな意味?

恋愛では、昔の恋人との再会、幼なじみが特別な存在になること、やさしさと親しみに満ちた関係を意味することがあります。復縁の話題も出やすいカードです。ぬくもりを楽しみつつ、思い出ではなく今の相手に応えているかを確かめましょう。

カップの6はイエスノー占いでどちら?

カップの6はやさしいイエスです。特に再会、家族のこと、なじみのあるものへの回帰に関する質問で追い風になります。ただし、過去をそのままの形で取り戻せるかどうかにかかっている質問なら、答えはそれほど確かではありません。

タロットこのカードで占うワンオラクルでデッキをシャッフルして、今日のカードを引いてみましょう。